エアーズロックの行き方 についてまとめました。
2019年5月2-3日にオーストラリアのエアーズロックに行ってきました。
エアーズロックは2019年10月26日以降、登山が出来なくなるそうです。それまでにエアーズロックに行っておきたいという方のために記事にしました。
とにかく僻地のため何もかも物価の高いエアーズロック。少しでも快適に安く行けるよう、知恵を絞りました。
エアーズロックの行き方 について 最安値はケアンズ発シドニー乗り継ぎエアーズロック行き
2019年5月2日
オーストラリアの真ん中にあるエアーズロック。
エアーズロックへはケアンズ、ブリスベン、シドニー、メルボルン、アデレードなどからフライトがありますが、安く行くならシドニーからのヴァージン・オーストラリア航空かジェットスター航空、ブリスベンからのジェットスター航空がおすすめです。
日本からのフライトからの乗り継ぎの可否について下記にまとめました。
今回、(ケアンズ在住の)僕は、ケアンズからヴァージン・オーストラリア航空でシドニー乗り継ぎで行きました。
上記フライトが2区間トータルで370豪ドル(約31,500円)でした。ヴァージン・オーストラリア航空のウェブサイトで購入。
ヴァージン・オーストラリア航空はイギリスのヴァージン・アトランティック航空のグループ会社で、洗練されたフルサービスキャリアです。
ケアンズ空港でチェックインをすると、搭乗券は2枚発券されました。1枚はケアンズ→シドニー、もう1枚はシドニー→エアーズロックです。スーツケースは直でエアーズロックまで運ばれます(注意ですが、ジェットスター航空の場合は、預け荷物は直行にはならず、経由地で一度ピックアップして再度預ける必要があります。)
ヴァージン・オーストラリア航空はスカイチームに属しているため、デルタ航空のマイレージが貯まります。デルタ航空のマイレージプログラム「スカイマイル」は有効期限がないので、気長に貯められるので好んで使っています。
オーストラリアはとにかく広大なので、国内線でもマイルがたくさん貯まりますw
機材はボーイング737-800。満席でした。。。
無料の機内サービスは、軽食とアルコール以外のドリンクでした。
イチゴヨーグルトとマンゴーココナッツのマフィンとコーヒー。
そしてスプーンの柄がナイフになっている謎のプラスチック。機能美としては失格だろw
定刻より少し早くシドニーに到着。ターミナルは第2ターミナルです。
預け荷物は直行、到着と出発は同じフロアなので、乗り継ぎは簡単です。次のエアーズロック行きは到着したゲートの向かい側のゲートから出発でした。
ゲートを確認してから時間があったので、フードコートで朝食を食べることにしました。
シドニー空港の第2ターミナルにはマクドナルドが入っています。まだ朝マックの時間帯でしたが、オーストラリアのマクドナルドではビッグマックなどのクラシックバーガーは24時間いつでもオーダーが可能なので、ビックマックセットを食べました(12豪ドルくらい!)。
ゲートに戻ってみると、シドニー→エアーズロックは日本人だらけっぽい。。。
機材はまたまたボーイング737-800。さすがは日本人だらけのフライトで、僕の隣の二人も日本人でした。ぱっと見、7割くらい日本人客でした。。。羽田からANAとカンタスが、成田からJALが、関空からカンタスがそれぞれ朝シドニーに着くので、それらのフライトから乗り換えてエアーズロックに行くお客を全部拾うんだと思います。
そして、今度はパッションフルーツヨーグルトとブルーベリーとアーモンドのマフィン。味は何種類あるのかなw
シドニーとの時差は-30分という、珍しいタイムゾーンに入り、3時間ほどのフライトでついにエアーズロックに到着。
飛行機は沖止めになります。
エアーズロック到着の前に、上空からエアーズロックが見えました。風向きにもよるんだと思いますが、この日は左側の窓の外にエアーズロックを臨みながら着陸となりました。機内では前の方から歓声が湧いてきました。
オーストラリアでは州を跨って果物を移動させることが禁止されています。特にエアーズロックのあるノーザンテリトリー準州は、厳しいようです。
到着ロビーに入る前に、注意書きとゴミ箱が置いてありました。
果物以外にも、トマトとかナスとかパプリカなどもダメなようです。
エアーズロックの移動はレンタカー がおすすめ
エアーズロックではレンタカーを利用しました。
利用したサービスはこちらです。
ツアーに参加すれば至れり尽くせりですが、とにかく代金が高い!ので、自由に動き回れるレンタカーが良いという判断です。
エアーズロック空港の到着ロビーに入ったら、預け荷物をピックアップするよりも先に、ベルトコンベアの隣にあるレンタカーのブースに行って並ぶのがベストです。
僕の利用したThrifutyレンタカーのカウンターは、のんびり気質のオーストラリア人係員が2人いるだけで、一人一人にものすごく時間が掛かっていました。
日本人は国際免許証、日本の運転免許証、パスポート、クレジットカード、予約したコンファメーションのメールの提示で簡単に借りられます。
予約は韓国のKiaだったのですが、配車されたのは三菱のランサーでした。ラッキー。
代金は、13:30から24時間のレンタルで89豪ドルでした。
- エアーズロックのレンタカーでは走行距離が100kmを超えると1km当たり幾らかのオーバーキロチャージが掛かります。Thrifty社ではA$0.25/kmでした。
- エアーズロック空港からリゾートが8km、リゾートからエアーズロックまで15km、リゾートからマウントオルガまで45kmくらいでした。
エアーズロックの行き方 エアーズロック空港に到着したらそのままエアーズロックへGO
預け荷物をピックアップしたら、そのままレンタカーをピックアップして、直接エアーズロックに向かいました。
空港を出発して20分ほど走ると、国立公園入園の料金所がありました。
3日間有効で25豪ドル。新規入園は右側のレーンへ入り、窓口で人数と出身国、オーストラリア在住の場合は郵便番号を聞かれます。そして、QRコードの印刷された入園券を受け取り、ゲートでスキャンして進みます。再入園の場合は左側のレーンに入り、入園券をスキャンして進むつくりでした。
こんな感じで、準砂漠気候には意外と草木があります。
そして、15分ほど走ると、エアーズロックの登山口に到着しました。
登山口はいきなりオープンでした。早速車を停めて、水をポケットにブチ込んで出発です。
水は1リットル必要です。余裕かと思って500mlでいいかと高をくくっていたのですが、1リットルでも足りないくらいでした。
登山口が開いてたら、速攻登山開始せよ、です。いきなり閉まったりすることもあるようです。
登山口には駐車場もたくさんあります。
そして、これが有名な鎖ですw 鎖のあるところまで麓から100mくらいあり、この区間が既にかなりの急勾配です。
ここから1/3の距離はこの鎖に掴まって登っていきます。いやー、これがキツイ。最大斜度は25°くらいあるらしいです。
最初のうちは意外とスイスイ行けてしまうのですが、それをやってしまうと後で必ず後悔します。マラソンのように、じっくりと、ゆっくりゆっくり余裕を持って進むのがコツだと反省しました。
振り返ると、恐怖と後悔を感じます。登山できなくなるのも納得。危ない。日本じゃ絶対NGだと思います。
鎖が終わるところで距離1/3、高さ2/3だそうです。
ちょっと平らになっていて、展望出来ます。ここでリタイアする人も多いとか。
ここから先は、こんな感じです。
この点線に沿ってアップ&ダウンを繰り返しながら先に進みます。鎖の区間よりはラクですが、相変わらず滑りやすいので注意が必要です。
だいぶ登ってきて、平らになってきました。遠くにはマウント・オルガ(カタジュタ)が観えています。
そして、登山開始からほぼ1時間で、登頂しました!
頂上にはこんなモニュメントがありました。
記念に一枚。
顔が笑っていませんw
下山するときもルートは同じで、来た道を引き帰すだけです。なので、いつでもリタイアすることは可能です。復路は早く、30分掛からずに一気に降りてしまいました。
聖地ということで、登山口にはこんなメッセージボードも置いてあります。判断は個人に委ねられます。
エアーズロックの登山口にはトイレがありました。こんな僻地でも水洗でした。
一応、恒例のトイレチェックしておきますか。
写真には写っていませんが、トイレットペーパーも充分にあり、まあ、合格点です。
トイレの外観、逆光でどうにも上手く撮れなかったのですが、こんな感じです。
物凄い日差しであるのが解りますでしょうか。
さて、登山を終えて時刻は16:30、エアーズロックの麓には散策路がありますので、ちょっとウォーキングに行ってみました。
間近で見ると、スケールの大きさに圧巻されます。
散策路はたくさんあって、一周することも可能なようです。
そして、17:00ころエアーズロックを出発して、リゾートに戻りました。
いきなり満足の滞在でした。
エアーズロックのリゾート はアウトバック・パイオニア・ロッジがコスパ良し
エアーズロック旅行の問題は、宿泊代が高いこと。
ホテルは全部で3軒(3つ星、4つ星、5つ星)、コンドミニアムが1軒、キャンプサイトが一箇所、その他は宿泊パッケージ付きのツアー専用のテントサイトがあるだけです。ホテルとコンドミニアムは名前は違えど運営する会社は全て同じで、価格はとても高く設定されています。
僕のモットーは最低限お湯がちゃんと出て水回りは清潔で、快適な滞在はしたい、なので、3つ星ホテル「アウトバック・パイオニア・ホテル&ロッジ」のホテルルームにしました。
ホテルに直接予約を入れて320豪ドル/室(朝食付き)でした。
砂漠の真ん中でちゃんとしたホテル滞在が出来るのはありがたいです。
湯量も温度も問題なし。
バスタブも付いています。
冷蔵庫、湯沸かしケトル、お茶セットもあり。
今回は空室がなかったので、ホテルルームにしたのですが、このアウトバック・パイオニア・ホテルにはバジェットルームという部屋もあって、バジェットルームのバスルーム付きというのが一番コスパがいいようです。
2019年6月14日追記>>
友人がバジェットルーム(バスルーム付き)の部屋に泊まったので、写真を撮ってきてもらいました。
4人まで泊まれて280豪ドル/1室。
シャワーとトイレが別々になっているのがいいと思います。
ベッドは2段ベッドが2つ入っています。
また、20人部屋か4人部屋のドミトリーもあります。これらの部屋に泊まった際は、敷地内の共同トイレとシャワールームを使うことになります。
まあ、ホテルの管轄なので掃除はしっかりとされています。
シャワーブースはこんな感じ。
たくさんあります。
着替えを置く台もあり、使い勝手は悪くなさそうです。お湯もちゃんと出ました。
なお、キャンプサイトでは、受付でテントを80豪ドルで販売していて、それを買ってサイトに建てて寝ることが可能とのことです。ホテルの予約なしでいきなり行って、最悪完全に満室だった場合の最終手段です。キャンプサイトにも上述のようなシャワーやトイレの設備があるとのことです。
エアーズロックの水は高いのか? スーパーマーケットとショッピングモール事情 酒は他都市から持参せよ!!
エアーズロックには小さなショッピングモールがありました。IGAというチェーンのスーパーマーケットもあります。
僻地なので物価が高いと言われてますが、水などはそれほど驚愕の価格ではなかったです。
500mlの水が99豪セント(85円)。
1リットルの水が1.99豪ドルでした。
ちなみに、ホテルのフロントで売ってる水は、600ccで4豪ドルとかでした。
ただし、アルコールは酒屋でしか売っていないオーストラリアなのに、エアーズロックのショッピングモールには酒屋がありません。なので、酒はホテルの高いバーで買うしかないとのことです。
エアーズロックに行く前に主要都市でアルコールは事前購入して持っていくのがベストです。
モールには郵便局もありました。銀行もあって、ATMでキャッシングも可能でした。両替はホテルでしか出来ないので、レートは最悪です。
エアーズロックのレストラン 事情
夕食はアウトバック・パイオニア・ホテル内のレストランBough Houseで食べました。
42豪ドルでメインとサラダバーが食べられました。メインはTボーンステーキを選びました。
ミディアム・レアで、と言ったらちゃんとミディアム・レアで出てきました。ソースはペッパーソースを選んでみました。まあまあです。
こんな砂漠の真ん中でフレッシュなサラダが出てくるところが先進国の有り難みですね。
デザートは追加料金でしたw 甘そうだから僕は要りません。。
ビールはバーカウンターで別途オーダー、375ccのビールが8豪ドルとか。ちょっと高いかなと感じるくらいです。
ショッピングモールにはその他にもレストランやテイクアウトが少しありました。
中華のテイクアウトAyers Wok。多分ここが一番コスパが良さそうです。
あとは、スーパーでサンドウィッチ的なものやサラダなどを買って部屋で食べるかですかね。
アウトバック・パイオニア・ホテルのバーコーナーにはファストフードのバーガーやピザもありましたが、ハンバーガーが20豪ドル前後と、なかなか驚愕の価格設定でしたw
マウント・オルガ(カタジュタ)観光とエアーズロック・サンライズツアー
2019年5月3日
翌日はせっかくなので現地ツアーに参加してみました。
AAT Kings社主催のマウント・オルガ(カタジュタ)とエアーズロック・サンライズツアー(145豪ドル 英語ツアー)です。
朝06:00amにピックアップなので、ボックスブレックファストをフロントで受け取り出発です。オンタイムでバスが迎えに来ました。
そして、各ホテルをまわり、エアーズロック・サンライズポイントまで30分ほど走りました。
朝日を浴びて色が変わっていくエアーズロックを観て楽しむというのがコンセプトのようです。気温は7℃、なかなかの極寒でしたw コーヒー紅茶とクラッカーなどがサービスされます。
大型バスが10台くらい。物凄い人ですw トイレはエアーズロックの登山口にあったのと同じで、水洗でした。
そして、マウント・オルガ(カタジュタ)を目指し45分ほど走ります。
マウント・オルガはリゾートから遠く、電気が届かずここのトイレだけは汲み取り式ボットントイレとのことでした。
マウント・オルガの案内図です。
ツアーでは、Walpa Gorge(ウォルパ・ゴージ)という渓谷を歩きました。
約1時間のウォーキングですが、ものすごい風でした。
時間があればVolley of Winds(風の谷)と呼ばれるロングトレイルにも行ってみたいところです。
帰りにマウントオルガが見渡せる展望台にも寄ってくれました。
遠くにはエアーズロックも観えます。
そして、11:00amにはリゾートに戻り、チェックアウトをしました。
ランチは宿泊したアウトバック・パイオニア・ホテル内のファストフードでアウトバックバーガーというハンバーガーを食べました。
これで22豪ドル。しびれますw
そして、13時前にレンタカーで空港に戻りました。
エアーズロックからケアンズへ カンタス航空直行便は4時間の遅延 カンタスの保証は??
帰りはケアンズまで直行便を予約しました。
このフライトが495豪ドル。ドル箱路線ですね。。。
チェックインカウンターに並んでいたら、まさかの遅延のお知らせ。
機材繰りのため、4時間の遅延とのこと。
小さな空港の出発ロビーで待つことになりました。
カンタス航空がお詫びとして15豪ドルまでカフェで好きなものを買っていいと言いました。ただし、アルコールは除く、だそうです。レジで搭乗券を見せて、半券がちぎられます。それがクーポンの代わりだそうです。お釣りは出ません。
モノが無くなる前に15豪ドル分いろいろ買って、ワインも買い足してPCいじりまくってましたw
電源もあって、Wifiもつながって、場所も角っことって、結構快適な4時間でした。
機材が到着してエアーズロックを出発する頃には真っ暗でした。
機材はBoeing717。日本ではもう飛んでいないレアな機材です。
シートピッチはこんな感じでした。
古い機材は広いんですよねw
エコノミークラスの席の配列は2-3です。
タブレットを引っ掛ける工夫がありました。
軽食が提供されます。3種のパイでした。味はジャンクだけど不味くはないです。
そして、本来であればドリンクはアルコールは有料だそうですが、遅延のお詫びに今日は特別アルコールも無料でいいそうです。ラッキー。
カンタスワインですw
なんだかテーブルが賑やかになりました。
カンタスの安いチケットのマイレージはブリティッシュエアーに貯めるのがお得です。
また、カンタスは預け荷物の預かり票が搭乗券と同じ紙に印刷されるんですよね。世界的にはレアじゃないでしょうか。
ということで、4時間遅れの22:30(時差があるのでケアンズ時刻だと22:00)ころ到着となりました。
お疲れ様でした!!