ラバウルの行き方 についてまとめました。
2018年1月にオーストラリアのケアンズから、パプアニューギニアのラバウルに行ってきました。
太平洋戦争の激戦地であり、零戦の拠点にもなったラバウルは、日本人としては一度は訪れてみたい場所ではないでしょうか。
個人ではなかなか行きにくい ラバウルの旅行記 を書きましたので、これからラバウルに行ってみようかなという方のお役に立てればと思います。
2018年1月17日
ケアンズ→ポートモレスビー→ラバウル
スキューバダイビング@ラバウル
2018年1月18日
ラバウルドライブ
2018年1月19日
ラバウル戦跡巡り
2018年1月20日
ラバウル→ポートモレスビー→ケアンズ(予定)
ラバウルの行き方
まず、ラバウル ってどこにあるかご存知ですか? ここです。
パプアニューギニアの北東部、ニューブリテン島という島の北東の方です。ちなみに、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーは、インドネシアと国を二分するメインアイランド(ニューギニア島)の東側の南の沿岸にあります。
成田からは水曜日と土曜日に首都ポートモレスビー行きの直行便がありますが、運行会社のニューギニアエアーは欠航なども多いので、近くのオーストラリアのケアンズまでアクセスして、ケアンズからちょっと戻るというルートが現実的なようです。
ケアンズまではLCCでお馴染みのジェットスター航空が成田と関空から安~く飛んでいます。欠航が多いのはニューギニアエアーと変わりませんが。その証拠がこちら↓。。。
ラバウルに行く日の朝、ケアンズ空港で撮った出発便案内のモニター。ジェットスターの関空行き、早速、欠航ですやんwww。
日本からケアンズまでの移動については、別記事にまとめます。書き上がり次第アップします!
当記事では、ケアンズ発着で話を進めていきたいと思います。
さて、今回、ケアンズからラバウルまでのフライトは、以下の通りです。
ポートモレスビーで乗り継ぎにはなりますが、それぞれ1時間半弱のフライトです。実は、ケアンズからラバウルはとても近いんですね。
まずは、ケアンズ発ポートモレスビー行き。
雨季真っ只中のケアンズで土砂降りの早朝、あそこに見えるのがニューギニアエアーのポートモレスビー行きPX91便。
ニューギニアエアーのマークの鳥は国鳥でもあるゴクラクチョウです。そして、ケアンズ空港国際線ターミナルで端っこの1番ゲートを使うのは珍しいことです。
カンタス航空のグラウンドスタッフの方がチェックインとボーディングを代行していました。日本人在住者も多いケアンズ、まさかの日本人スタッフがいました。オーストラリアからパプアニューギニアに行くのに、まさかの日本語で「行ってらっしゃい」と言われたのには、いささかの違和感を覚えましたw
国際線ターミナルの1番ゲートって、ケアンズ在住の僕たちでも滅多に使わないので、ちょっとこの景色、貴重なんです。
記念にパシャリ。
さて、飛行機マニアの僕にとって一番大切なこと。それは、機材、、、
出ました! FOKKER 70。
語っていいですか? フォッカー70。フォッカーという会社は1997年に倒産したオランダの航空機メーカーで、フォッカー70という機種は1994年に営業運転を開始した歴史ある機材です。生産数も48機しかない希少種で、ニューギニアエアーがそのうちの7機を保有しています。早朝からそんなレアな飛行機に乗れて超ハッピーです。
古い飛行機のいいところは、足元スペースが異様に広いこと。
昔の飛行機は良かった。それに比べて、最近の飛行機は、どんどんゴージャスになるビジネスクラスと、どんどん狭くなるエコノミークラス。二極化ですなー。
窓も大きくて景色がよく見えます、雨だけど。
丸窓なのに、シェードを閉めると、
四角くなります!!
ニューギニアエアーでは離陸前の安全説明はモニターではなくキャビンアテンダントがデモンストレーションをしてくれました。モニターがない機材の特徴ですね。
短いフライトですが、国際線のフルサービスキャリアなので朝食が出ました。
トイレも見ておきましょう。
ちゃんと流れます。ただし、与圧装置でシュポッと吸い込む方式ではなく、普通の水洗トイレのように水が流れるタイプでした。ほのぼのしてきます。
座席配列は2-3席です。
搭乗率は半分ほどですね。PX91便ケアンズ/ポートモレスビーは毎日就航のサービスらしいです。繁忙期はPX93という昼便も設定され、この区間は1日2便体制になるとのこと。
結構揺れたんですが、1時間半ほどで、パプアニューギニアが見えてきました。
そして、ほぼ定刻でポートモレスビーに到着。
初パプアニューギニアです! 空港の向こう側には丘があって、建物が並んでます。思ったよりキレイな建物でした。
パプアニューギニアのビザ と入国、ポートモレスビーでの乗り継ぎ について
ここでパプアニューギニアに入国します。
日本人はパプアニューギニア入国に際しビザが必要とのことですが、ポートモレスビー空港では入国審査の所でアライバル・ビザ(VOA)を無料で取得できるそうです。ただし、ビザの規定はよく変わるので、こちらで最新情報をチェックしたほうがいいみたいです。2018年10月から1ヶ月くらい、都合によりアライバル・ビザが取れなかった時期もあったようです。
僕は事前に時間があったので、ケアンズにあるパプアニューギニア領事館で取得しました。ただし、発行までに一週間くらい掛かったので、通常はアライバル・ビザでいいと思います。
同じ飛行機で到着した日本人の方たちは、入国審査で問題なくビザをゲットされていました。
意外とセキュリティが厳しく、入国審査やバゲージクレームでは写真が撮れませんでした。一般的な国と同様で、到着→小さな免税店を抜けて→入国審査→バゲージクレーム→税関・検疫→出口でした。
国際線ターミナルの中に国内線のチェックインカウンターがあったので、次のラバウル行きのフライトPX262便のチェックインをここでしました。
ちなみに、国際線ターミナルの中はこんな感じです。
vodafoneあるけど、主流はこちらみたい。
Digicelという通信会社。オーストラリアにはないケータイ会社ですが、南太平洋の島々ではかなり幅を利かせている通信会社らしいです。
カフェではサンドウィッチとか売ってました。
通貨の単位はKと書いてキナ(Kina)。
1キナ=35円くらいでした(2018年1月)。
写真のサラダが350円くらい。まあ、安くはないですな。
このサンドウィッチがK12=420円くらい。日本の物価と比べたら高いですね。島は物価が高いんですよね・・・。
で、国際線ターミナルから国内線ターミナルへは歩いて移動しました。
国際線ターミナルを出て100メートルほど外を歩くんですが、昔はこの100メートルの間で強盗に遭うおそれがあったくらい治安に問題があったそうです。今はそこまでの心配はないようです。
見た感じのんびりしてますけどね。
なんと、日本語の表示がありました。
タクシーは派手です。
チェックインの手続きは国際線ターミナルで終わっているので、国内線ターミナルではそのままセキュリティ検査を抜けて、出発ロビーに進めばOKでした。
ポートモレスビー空港の国内線ターミナルのチェックインカウンターはものすごい行列でした。ニューギニアエアー利用ならば、乗り継ぎでなくても、敢えて国際線ターミナルの乗り継ぎカウンター(TRANSFER TO DOMESTICカウンター)でチェックインしてしまうのが裏技だと思いますw
なんか、それっぽい雰囲気になってきましたw
国際線ターミナルは新しく近代的な造りでしたが、国内線ターミナルは建物も古く、雰囲気がありました。トイレは国際線ターミナルで行っておいたほうがいいですね。。。
国内線はパプアニューギニア各地にフライトがあります。パプアニューギニアはニューギニア島内でも陸路で行けない街が幾つかあるんですよね。飛行機は生活の足のようです。
間もなく搭乗開始です。飛行機までは、、、
歩いていくやつです。PX252 ラバウル行きはラバウルを経由してブカという街まで飛ぶサービスのようです。
飛行機は再びFOKKERです!
荷物もちゃんと載せられていることを願うばかり。
FOKKERがこんなに並んでる空港はなかなかレアですよ!
今度はFOKKER 100。さっきのFOKKER 70よりちょっと胴体が長いやつです。
やっぱり足元が広すぎ!!
いよいよ、ポートモレスビー離陸です。
ポートモレスビーの空港の外観と、空港の周りの景色を動画でどうぞ!
機内サービスは簡単なお菓子でした。
機材は古そうです。こんなパネル最近見たことないなーw
ポートモレスビーを離陸してしばらく飛ぶとオーウェンスタンレー山脈が見えてきました。。4,000メートル級の峻厳な山並みです。本当のジャングルがあそこにあるんですねー。
そんなこんなで見えてきました、シンプソン湾というカルデラの海です。
真ん中に見える火山が有名な花吹山です!! 感動。
GoProで一枚いっときましょ↓。
さすがに海が綺麗です。
ラバウルの空港は1994年の花吹山の噴火で灰の下に埋もれてしまったので、現在はラバウルの中心地から40kmほど離れたココポという集落にあるトクア空港を使っているそうです。
初めての土地はワクワクです。このワクワクを味わうために旅行に行くような気がします。
ほっ建て小屋感ハンパない。いかにもw
振り返ればFOKKER100、、、じゃなくて(すぐ飛行機に目が行ってしまうw)、
ヤシの木が整然と並んでます。南国です!
預け荷物を受け取ったらすぐに出口。NEW RABAUL AIRPORT(TOKUA空港)外観です。
予約していたリゾートの車が迎えに来てくれていました。キレイなトヨタのコミューターです!
パプアニューギニアの自動車のナンバープレート。PNGはパプアニューギニアの略称。オセアニアの人たちはパプアニューギニアのことをPNGという人が多いです。
舗装はされているものの空港を出て15分ほど凸凹道を走ります。
そして、到着したのが、ラポポ・プランテーション・リゾート・オン・ザ・ビーチ・ラバウル。
思いつくトロピカルな言葉をとりあえず並べてくっつけたようなやっつけネームですW
5スターリゾートだそうです。
リゾートの入り口に14気筒のエンジンが。まさかのいきなり零戦(ゼロセン)のエンジンがオブジェになっていました!!
リゾートにチェックインしたのが昼過ぎ。ケアンズから近い!
さあ、船をチャーターしてクルーズへ! の予定がいきなりダイビングに??