ラバウルの観光 は太平洋戦争当時の戦跡めぐりが定番です。
ラバウルには旧日本軍南方方面司令部があったことで有名で、日本人なら一度は訪れてみたい場所ではないでしょうか。
個人手配で行ってきましたので、これからラバウルの戦跡めぐりに行きたいなという方のお役に立てれば幸いです。
2018年1月17日
ケアンズ→ポートモレスビー→ラバウル
スキューバダイビング@ラバウル
→1月17日の部分については、上記リンクを御覧ください。
2018年1月18日
ラバウルドライブ
2018年1月19日
ラバウル戦跡巡りツアー
2018年1月20日
ラバウル→ポートモレスビー→ケアンズ(予定)
ラバウルの観光 戦跡めぐり
ラバウルの戦跡めぐりは、ホテル併設のダイビング会社RABAURL-KOKOPO DIVEに、直接メールでやり取りして行程を組んでもらいました。
ボードの真ん中くらいに、LAND TOURS、VOLCANO TREKSなどの表記があります。
現在ウェブサイトに料金表がなかったので、メールでツアー一覧を送ってもらいました。
戦跡巡りツアーは、この半日ツアーをベースに、ランチを加えてもらうなどのアレンジをしてもらいました。
ツアー代金は、ひとり297キナ(約10,000円)でした。
ドライブについては、ラバウルにもレンタカー会社Hertzがあり、NEWTON PACIFIC&ASSOCIATES(PNG)LIMITEDという会社を介してネットで予約ができました。
sales@newtonpng.com にメールを送ったところ、料金の一覧も送ってくれました。
2018年1月17日11:30AMからの24時間、4WD NISSAN PATOROLまたは類似車種、ホテル発着で、524.40キナ(約18,000円)でした。
パプア・ニューギニアは日本の免許+国際免許で運転が可能でした。右ハンドルの左車線、日本と同じです。
ラバウルでレンタカー 戦跡巡りその1
<2018年1月18日>
11:30AM前にHertzの代行会社のスタッフがホテルに車を持ってきてくれました。
レジストレーションもちゃんとしてあります。
ニッサンのパトロールまたは類似車で予約したところ、実際に配車されたのは、トヨタのハイラックスでした。ちょっとラッキーな感じが否めませんw
まずは、BITA PAKA WAR MEMORIAL CEMETERY(戦没者墓地)を訪れました。
ホテルからレンタカーで15分、場所はここです。
連合国軍オーストラリア陸軍の戦没者が眠っています。
厳かな雰囲気の中、しっかりと手入れがなされており、戦没者の方たちに対するオーストラリア国民の誠意を感じました。
墓石にはこんな記載がなされています。
ここでは芝生の手入れをしているスタッフとすれ違いました。
また、熱帯の巨木が歴史を感じさせます。駐車場も整備されていました。
次に、ココポの街中にあるEAST NEW BRITAIN HISTORICAL & CULTURAL CENTRE KOKOPO MUSEUM(ココポ博物館)に行きました。
入館料は10キナ(約300円)です。
場所はここです。
いきなりゼロ戦が置いてありました。
本物です。
エンジンも触れてしまいます。
展示してあるというよりは、正直、ただ置いてあるという状態です。
あの火星のエンブレムです。実物が見られるとは。
その他にも、日本軍の戦機が多数展示されています。
陸軍のヘルメットも。
戦争当時のビスマルク湾の航空写真です。
現在では噴火で埋もれてしまったラバウル空港の滑走路が花吹山の横にしっかりと見て取れます。
修学旅行では、こういう所を訪れるべきではないかと考えさせられました。
そして、ココポの街のマーケットを見に行きました。
ココポ博物館のすぐそばです。
とても賑わっていて、そしてキレイに整備されていました。
K1.00=1キナ=30円くらいです。
そして、近くにあったスーパーマーケットなども覗いてみました。
品物は豊富で、新鮮な野菜も清潔に販売されていました。
オーストラリアの製品がたくんさ並べられています。オーストラリア名物のベジマイトもあります。
肉や、
魚も先進国のスーパーマーケットと変わりません。
韓国のカッパエビセンも売ってましたw
オーストラリアのワインも売ってます。大好きなPepper Jack!! オーストラリアで買うほうがだいぶ安いです。
雑貨や洋服なども品物が豊富です。
ホテルに戻る前に、ガソリンスタンドに寄りました(大して走ってませんが、一応満タン返しということで)。オーストラリアで展開するガソスタPUMAがありました。レギュラーの価格が4.52キナ(約150円)/リットルでした。
そして、夕刻、ホテルに戻りました。
道路は舗装されており、それほどガタガタ道でもありませんでした。地元の人たちの運転も荒くなく、運転はしやすかったです。
ラバウル戦跡巡りツアー
<2018年1月19日>
今日は、ホテル併設のダイビング会社兼旅行会社にアレンジしてもらった戦跡巡りのツアーに参加します。
朝、08:30AM、定刻で迎えが来ました。
車はハイエースで、僕たちだけのチャーター。現地の方の運転手と英語ガイドがつきます。彼らはピジンという英語をベースにした現地語を話しますが、英語もよく通じます。
まず向かった所はVolcano Observatory(火山展望台)です。
ラバウルの街、ビスマルク湾、タブルブル火山(花吹山)が見渡せます。ここは、カルデラの海になっていて、海底にも20個近い火山が残っているそうです。
続いて、Submarine Base(日本軍潜水艦基地)を訪れました。
ここの海底は、岸壁から5mくらい先で、いきなり200mのドロップオフになっていて、潜水艦の寄港地として理想的な地形であった場所だそうです。
海の色が変わっている所が、いきなり200mの壁になっています。海はめちゃくちゃキレイです。
もちろんダイビングのポイントとしても有名だそうです。次回、潜ってみたいと思います!!
次に、タブルブル火山(花吹山)の麓に行きました。
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今でも活火山ですから、周りには温泉が湧いています。
入泉料?が掛かります。5キナ(約150円)。
こんなに傍で花吹山が見られて感無量です。トレッキングツアーに参加すると、この山を登れるそうです。
80℃くらいのお湯があちこちから湧いています。海水と上手く混ぜ合わせて、浸かっている人もいました。
観光で来ていたのは我々だけでした。
駐車場に戻ると、どこからともなく土産屋が展開されていました。でも、特に押し売りしてくる感じはなかったです。
そして、Numanula Hillという丘を訪れ、
ランチをいただきました。
ツアー会社が用意してくれたサンドウィッチとフルーツです。
コンテナの中の写真がなくてすみません!! 普通に美味しいサンドウィッチでしたw
そして、日本の平和記念碑(南太平洋戦没者の碑)を観ました。
入場料は無料で、この記念碑は日本政府によって維持されているとのことです。
海を臨む立地になっており、こんな石碑が置いてあります。
「さきの大戦」なんて書かずに、「太平洋戦争」とか「大東亜戦争」としっかりと記すべきだと思うのは私だけでしょうか。
掲揚塔にも旗は揚がっていませんでした。
そして、Admiral Yamamoto’s Bunker(旧日本軍司令部の地下壕で、通称山本バンカーと呼ばれているそうです)に行きました。
連合艦隊司令長官・山本五十六が居た壕が今も残っています。
壕の内部に入ることができ、当時のまま残っている山本五十六の走り書きが見られます。
その隣には、ソーシャルクラブであったニューギニアクラブの建物が残っており、館内を見学することができました。
ここにもゼロ戦などが置いてあります。
また、太平洋戦争当時日本政府が発行した占領地用の紙幣も展示されていました。
初めて本物を見てました。
こんな解説が添えられています。
歴史の授業では、こういうことを教えてほしいものです。
最後にJapanese Barge Tunnel(大発洞窟)を訪れました。
大発という艀船が格納されたままのトンネルで、今でもその船が置いてあります。
やはり、中を見終わって洞窟の外に出てくると、家族経営?の土産屋が展開されますw
押し売りはありません。現地の方はシャイな人が多かったですw
帰りがけ、車窓から見えた広告に、こんな一文が。
The most important thing you can give your child is an Education(あなたの子供に与えることができる最も大切なことは教育です)。
PNGの益々の発展をお祈りいたします。
そんなこんなで、非常に中身の濃い一日を過ごさせてもらいました。
大人の修学旅行もいよいよ終わり、明日はケアンズへ帰ります。
ラバウル空港にてチェックインしようとしたら、まさかのトラブル発生!!
<2018年1月20日>
ホテルで朝食をいただき、チェックアウトし、10:30AMころホテルの送迎車で空港に向かいました。
復路のフライトはこんな感じです。
空港に到着してみると、チェックインカウンターはものすごい行列!!
1時間くらい並び、やっと僕たちの順番が来て、パスポートを出して、行き先を告げると、、、
「あなた達の予約はないわよ」
という衝撃のお告げ!!
しかーし、僕は持っているのです。コンファームされたEチケットを!! さあ、これを見ろ!!
と心の中で言って差し出したところ、なんと、今日はポートモレスビー発ケアンズ行きのPX98便が欠航になっており、ラバウルからの全ての予約が明日のフライトに変更になっている、とのこと。
帰れない!!
明日、仕事なんですけど。。。と言って、暴れてもどうしようもないことを知っている僕は、航空会社が用意したホテルへ大人しく舞い戻りました。
ホテルはこちら!!
まさかのラポポにもう一泊!!
ニューギニア航空の保証の内容は、下記でした。
・ホテル(ラポポ・プランテーションリゾート)
・40キナまでの朝食、65キナまでの夕食、12キナまでのソフトドリンク
・空港送迎
ホテル内にWIFIが無料で飛んでて助かりました。LINEで会社に平謝りして、その後は、もう、プール入ってビール飲んでステーキ食べてのんびりしてきました。
翌日、早い時間帯のフライトで、なんとかケアンズに帰ってきました。
けっこう乗客がいます。
ポートモレスビーでは驚異の45分で乗り換えを果たし、
ケアンズまでは、まさかの54分のフライト。機材はまさかのボーイング737-700。
ただし、足元スペースものすごく狭かったです。
この機材、成田⇔ポートモレスビーで使用している機材です。この狭さで6時間はきついと思います。
機内食はラップサンド。美味しかったです!
復路はとにかく近くて遠かったラバウル、記念にビジネスクラスで写真撮らせてもらいました。
ラバウル旅行の参考になれれば嬉しいです。
今回の旅行の費用一覧です(食事・ドリンク代を除く)。
お疲れ様でした。