ハバナの治安 が気になりつつも、異国中の異国、キューバへ行ってきました。
アメリカと国交を回復したキューバがいつまで今の雰囲気を残せるか分かりません。気になっている方は早めに行って欲しいなと思いました。絶対におすすめです!
ガチガチに集合時間が決まっているパッケージツアーは苦手、バックパッカーでドミトリーとか空港で野宿とかは卒業。予算は抑えても最低限の快適さは求めたい、そんな旅行を心掛けています。
当記事は長くなるので、
1.羽田→カンクン篇
2.カンクン滞在篇
3.キューバ・ハバナ篇(このページ)
に分けています。ご興味がありましたら、他のページもご覧いただければ嬉しいです。
ハバナの治安 は大丈夫? キューバ入国から旧市街ホテルまで
カンクンから1時間ほどのフライトで、キューバの首都ハバナの空港に到着しました。
空港は赤を基調とした建物で、見える部分は意外とキレイでした。
僕は初めて来た国では、トイレをチェックすればその国の大体の衛生面が判ると思っているので、とりあえず、空港のトイレチェックです(勇気のある方は、画像をクリックしてください)。
うーん、まあまあですかねw。
スペイン語と英語で書かれた案内板に従って入国審査へ進みます。
事前に調べた情報によると、キューバの入国審査では、以下の書類が必要とのことでした。
- ツーリストカード
- 海外旅行保険の証書(アメリカ系保険会社はダメ)
- パスポート
ツーリストカードと海外旅行保険の証書の取得の方法については、下記に詳しくまとめましたので、参考にしてみてください。
→キューバ・ツーリストカードと海外旅行保険の証書の取得方法について
社会主義国の入国審査はものすごい行列になっているイメージがあったのですが、ここでは10個くらいカウンターが開いていて、スイスイ流れていました。入国審査官に上記の書類を渡すと、保険の証書は全く見ないまま返されました。パスポートにスタンプが押されて、全ての書類が返却されました。ツーリストカードは帰りに回収するから捨てるなと言われました、捨てないしw。
ちなみに、この入国審査官、2人に1人くらいの割合で、完全に安室奈美恵です。ミニスカートにアクセサリージャラジャラ。笑顔がキュートでしたw。写真撮りたかったのですが、さすがにここは撮影NGでした。
そして、入国審査を抜けた後に、なぜか、X線の荷物チェックと金属探知機がありました。これもそんなに並ばずにスイスイ行けました。そして、その後に、預け荷物のピックアップです。上のトイレの写真はこのエリアにあったトイレです。
荷物をピックアップしたら、いよいよ外に出ます。
暑い! 熱帯に位置するキューバ全開です。空港は観光客だらけ、人でごった返しています。
タクシーの客引きもいますが、それほどしつこくありません。旧市街まではバスで行くと4円、タクシーで行くと30ドルと聞いていました。
その秘密は、キューバには2種類の通貨が流通していることによります。空港での両替とキューバの物価と通貨については下記にまとめましたので、参考にしてみてください。
→キューバの物価 は高いの?安いの? 二種類の通貨とお得な両替について
到着ロビーを出た所にあった両替所で10,000円だけCUC(クック)に両替して、黄色の正規タクシーに乗りました。旧市街まで30CUCだそうで、これは定額で決まっているとのことです。実際に、行きも帰りも同じ価格でした。
降りる時に、わざと20CUC札2枚の40CUCを出してみました。
ぼったくりが横行している国なら、これで「お釣りの10CUCはない」と言ってくるはずです。しかし、運転手は自分の財布から10CUC札を出してお釣りをくれました。正直、驚きました。
「釣りはない」と言われれば、耳を揃えて30CUC出す準備をしていたのですが、そんな自分がちょっと恥ずかしくなりました(汗。
キューバ、いい国じゃないですか。
新しい国に来たときは、その国をいろいろと試すのは仕方ないことですね。
右車線の左ハンドルのタクシーはグイグイ飛ばしながら、30分ほどで旧市街に到着しました。
初めてのハバナなので、最低限、快適な滞在をしたいので、今回は5スターホテルを予約しました。これが、大正解で、今回の旅行の中で一番いいホテルでした。詳しくは下記にまとめましたので、参考にしてみてください。
→ハバナで絶対おすすめの5スターホテルIberostar Parque Central
ハバナ旧市街 散策へ
ホテルにチェックインして荷物を置いたら早速ハバナの旧市街に出掛けました。
ホテルは旧市街の真ん前の立地なので、食事や観光には最高に便利でした。
ハバナの旧市街は、下の地図の赤枠の範囲で、割と小ぢんまりしていて、2~3時間あれば歩けるくらいの規模でした。
街を歩いていると、至るところから生バンドのキューバ音楽が聴こえてきました。素人の集まりでさえ、ものすごいリズム感で、感動モノです。
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とにかく音楽好きには堪らない街でした。
こちらの記事で旧市街で聴こえてきた音楽をたくさん紹介しています。是非、本場のキューバサルサを堪能してください。
→キューバ音楽 が溢れるハバナをライブ の リズム に乗って散歩してみた
音楽以外にも、海沿いの街ですから、海を背に散策を楽しめました。イメージとは違う美しさがありました。
ホテルの裏には歩行者天国になってる道があり、アーティストたちが絵画や彫刻などを売ってました。
明るい色使いにカリビアンリゾートの底抜けの明るさを感じました。聞いてみると、写真の絵でだいたい50CUC(5,000円)くらいだと言ってました。もちろん、交渉には応じる構えでしたw。でも、あまりガツガツしてません。
ハバナ市内の治安ですが、特に悪そうなところはありませんでした。平日の夜中の2時頃まで旧市街をウロウロしてましたが、とにかく欧米の観光客がたくさんいるので、街は夜遅くまで賑やかです。ホームレスもほとんどなく、危険を感じることは全くありませんでした。
最低限の配給があるので、食いっぱぐれることはないということなのでしょうか、社会主義の極みですね。
地球の歩き方を読んでると、ハバナにも日本食レストランがあるらしいので、興味本位で試しに行きました。
その名も「日本食堂」。ワカリヤスイ。
頼んだメニューはこちら。
かき揚げ天ぷらうどん。ちょっと甘かったけど、充分美味しかったです。
こちらも。
定番のカツ丼。ちょっと量が多すぎるけど、これで10CUCくらいでしたから、アリかな。やっぱりちょっと甘め。米はちょっとパサパサ系でした。
外観はこんな感じです。
場所は旧市街の入り口にあります。キューバの和食、是非皆さんも試してみてください。
キューバ発着の飛行機 で絶対おすすめのコパエアーでパナマシティ経由ラスベガスへ
ハバナに3日間滞在し、また来ることを誓いつつ、今日はアメリカに移動します。
今回の旅行の準備をしている時は、アメリカとキューバの関係が実際どういう状況なのか判りませんでした。トランプが暴走して、旅行開始までの間に両国の関係が悪化したら、航空券がただの紙切れになってしまうかも!と心配し、ハバナから直でアメリカに入るアメリカ系航空会社のチケットを買うのはやめときました。
いろいろと調べてるうちに見つけたのが、中米のスターアライアンス、コパエアーです。
今は亡きコンチネンタル系列のレガシーキャリアで、中米パナマ共和国の航空会社です。
コパエアー、とにかく、安いんです!!
ハバナ→パナマシティ→ラスベガスで153ドル!!
もちろんアルコールを含め機内食つき、荷物も23kgまでOK、エンターテインメント付きです。
定時運行率も95%以上という、非の打ち所がないエアラインです。
ビールはパナマシティのビール、Balboa。これ、2018年に飲んだラガービールで一番美味かったです。
2018年10月21日
コパエアー247便 ハバナ15:10発 パナマシティ16:55着 機材B737-800
コパエアー456便 パナマシティ18:15発 ラスベガス 22:55着 機材B737-800
153.16USドル 所要2時間45分 + 6時間40分
ハバナ空港第3ターミナル プライオリティ・パス使えず
パナマシティ国際空港 プライオリティ・パス 乗り継ぎ時間短く調査できず
パナマシティの空港は乗り継ぎ客が多いので、トランジットにはとても便利な造りになっていました。
各ゲートの入り口に保安検査があって、出発も到着も同じフロアで行き来ができるようになっていました。なので、乗り継ぎ客はパナマ共和国に入国する必要なく、次のフライトのゲートにスムーズに移動できました。預け荷物も直でラスベガスに載せ替えてくれます。シンガポールのチャンギ空港と同じような造りです。それほどバカでかい空港でもないので、ゲートが端から端でも20分もあれば乗り継げます。
ターミナル内には店やカフェやレストランがたくさんありました。ひとつ難点なのは、この造りの場合、ペットボトルの水とかを店で買ってしまうと、ゲートの保安検査で没収されてしまい、機内に持ち込めないことですが、仕方ないですね。
パナマシティ空港のバーです。ちょっと雰囲気良くないですか? トランジット時間が短すぎて、飲んでる隙なし。ラスベガス行きのゲートに向かいます。
いざ、ベガスへ!
ちなみに、コパエアーのB737-800機内の様子です。さすがにエンターテインメントに日本語はありませんでした。とても新しそうな機材で、CAの方たちも丁寧な対応でした。
安いのにちゃんと出ます、機内食。ハバナ→パナマシティはこんな感じ。充分美味しかったです。
パナマシティ→ラスベガスでもまたまた出ます。お腹いっぱい。
さらに、ラスベガス到着前には軽食も。食べっ放しです。
これはチキンサンドでした。
なんだかずっと飲んだり食べたりしている間にあっという間にラスベガス到着です。あ、ちなみに、コパエアーのB737、スプリット・シミタール・ウィングレットです(マニア!)。
ラスベガスのネオンサインが見えてきました。
さあ、いよいよ次は、ラスベガスからのグランドサークルへのドライブです。