グランドサークルの旅行記 を書きました。
今回は、カンクン経由でキューバに行ったのですが、帰りにアメリカに寄って、グランドサークルのドライブも楽しんできました。
キューバとアメリカをまとめて旅行してしまうところに日本人で良かったと思うわけです(笑)。
ガチガチに集合時間が決まっているパッケージツアーは苦手、バックパッカーでドミトリーとか空港で野宿とかは卒業。予算は抑えても最低限の快適さは求めたい、そんな旅行を心掛けています。
当記事は長くなるので、
1.羽田→カンクン篇
2.カンクン滞在篇
4.アメリカ・グランドサークル篇(このページ)
に分けています。ご興味がありましたら、他のページもご覧いただければ嬉しいです。
それでは行ってみましょう!
ラスベガスのピラミッド ルクソール ホテル
パナマシティで乗り継いでハバナからラスベガスに到着したのが夜の22:55。
24時間眠らない街ラスベガスですが、早くホテルの部屋で眠りたいw。
今回、ラスベガスはドライブの起点の街としているだけなので、カジノやエンタメの誘惑に負けてはいけません。だったらベガスに泊まらなければいいのに。しかーし、ラスベガスはホテルが滅茶苦茶安い!
今回まず宿泊したのがピラミッドとスフィンクスで有名なルクソールホテル。内部はこんな感じです。
巨大過ぎて部屋番号がまさかの5桁。
17251号室って、、、172階じゃありません。
こんなゴージャスなホテルですが、ラスベガスでは3つ星扱い(僕の感覚では充分5スターです)らしいです。
気になる宿泊代金は、、、
ツインルーム一泊一部屋がたったのUS39.68ドル(約4,500円)!! 2人で泊まったら1人2,300円ってことです!!
どういうこっちゃ?!
部屋、滅茶苦茶広いです。お湯、ものすごい水圧です。
汚くてスミマセン!!
深夜0時過ぎにチェックインして、翌朝9時には出発したので、本当にちょっと部屋飲みして寝るだけでした。次回はもう少しホテルライフを楽しみたいと思います。
ラスベガス・グランドキャニオンのレンタカーでおすすめは?!
今回、ラスベガスのレンタカーはこちらのサイトを使いました。
丸々3日間レンタルしてUS211ドル(カーナビ込み、保険代別*、ガソリン代別)でした。
*保険代は3日間で60ドルくらいでした。
車種をカローラまたは類似の車に指定したところ、実際には日産のSENTRAという車でした(カルロス・ゴーンの一件のちょっと前でしたw)。
燃費がとても良くて、ガソリン代が大分浮きました。
ラスベガスのレンタカーは空港横のマッカラン・レンタカー・センターで借りるのが一般的なようです。空港からセンターまでは無料シャトルバスが頻繁に出ていて、レンタカー会社の窓口もたくさんあるのでスムーズに借りられました。
ホテルに入っているレンタカー会社の営業所で借りたほうがラクかなと思ったのですが、車種がかなり限定されていて、ロクな車がなかったので、マッカランセンターで借りたほうが結果的には満足で安上がりでした。
グランドサークルで写真撮ると、ディーラーの写真みたいな雰囲気になりますね。
グランドサークル旅行記 DAY1 ラスベガス→グランドキャニオン・サウスリム
今日はルクソールホテルを09:00AMに出発して、グランドキャニオンを目指します。
最短ルートで290マイル(=467km)のドライブです。
日本だと467kmというとものすごく遠いイメージですが、アメリカではちょっとそこまで感覚の距離です。
ラスベガスを出発して30分ほど南に走るとニューディール政策で有名なフーバー・ダムが見えてきます。
右に見えるのは展望台です。ダイナミックで如何にもアメリカらしいです。
そして、ラスベガスを出発してから約1時間、ネバダ州からアリゾナ州に入ってちょっと走ったところにロードハウスカフェがありました。
出発ギリギリまで爆睡していたので、朝食も食べずに出てきました。ここでブランチをいただくことにしました。
うーん、アメリカ! これで10ドル弱、安い! 店の雰囲気も映画の世界。
店員に何度も何度も「More coffee?」って聞かれました。アメリカはコーヒーがボトムレスなのが最高です。
さらに30分ほど走ってキングマンという街に到着しました。この先はガソリンスタンドが少なくなってくるとのことなので、いくらなんでも早すぎるかとは思ったものの、ガソリンを入れてみました。
流石は産油国アメリカ、ガソリンが超安いです。
レギュラー=2.85ドル。表示はガロンなんですが、1ガロンは3.8リットルくらいなので、つまり75セント/リットル(約80円/リットル)ということです。この時期東京では150円/リットルくらいしてましたので、本当に安すぎ!
天気は快晴。広大なアメリカを実感しながら走り続けます。
遠くにはスコールでしょうか、ものすごいストームが見えました。
ウイリアムズという街を曲がり、ラスベガスを出発してから約5時間で、グランドキャニオン国立公園のゲートに到着しました。
ここで国立公園入園料を払います。
一週間まで滞在出来て、車一台35ドルでした。このゲートは24時間営業しているそうです。
ゲートを抜けて高鳴る気持ちを抑えながら、グランドキャニオン・サウスリム・ビューポイントの駐車場に車を停めました。
ついにやって来ました、グランドキャニオン!!
♪果てしなーい闇の向こうへOh Oh手を伸ばそう
はオーストラリアなんだけど、そんな感じですw。
初めて観たとき、オー!!!って声出ました。写真ではこの雄大さは出ないヤツです。
ジャケ写みたいに。断崖絶壁に柵なんてありません。堕ちたきゃ勝手に堕ちてください、自己責任の国USA全開!!
グランドキャニオンは広大で、あちこちに展望台があるのですが、一番有名なのが、このサウスリムというポイントです。
サウスリムには公園内のホテルやショッピングセンターが充実していて、初めてのグランドキャニオンならここがオススメのポイントのようです。
今回のドライブの一泊目はここグランドキャニオン国立公園内にあるヤバパイロッジにしました。
ホテルの予約サイトのエクスペディアで、一泊一部屋17,299円(ツインルーム)でした。ちなみにエクスペディア以外の予約サイトでは取扱がなかったです。
グランドキャニオン内はレストランもカフェも観光地価格で高いので、こういう時は部屋飲みに限りますw 公園内のスーパーマーケットで、サラダとか丸焼きチキンとかバドワイザーとかゲット。
まさかのまるちゃんの焼きそばも売ってました(99セント)。翌朝、朝食がてら試してみましたが、味は残念でしたw
ヤバパイロッジは広大な敷地で、フロントから部屋までも車で移動しないとキツいです(車で所要5分)。
フロントのある建物の隣にスーパーマーケットやレストランなどがあって、レンタカーでグランドサークルをドライブしている人にとっては便利な作りでした。
ちなみに、サウスリム展望台まではフロントから車で5分です。歩けないことはない。。。
グランドキャニオンをホテルの部屋から一望したいという贅沢者の方にはこういうホテルもありました。
エルトバ・ホテルと言うらしい。一泊500ドル以上の超高級ホテル。なのに予約は半年先まで満室だそうな。。。
公園内はシャトルバスが巡回してて、展望台から展望台へはバスでも移動できるみたいです。
グランドキャニオン・サウスリムのビジターセンターにあったトイレに感動しました。
これどちらの扉も男トイレで中は繋がってるんですが、右が入口で左が出口。こうすれば扉の前でいきなり扉が開けられてぶつかることもないし、出口の方は扉の分だけ凹ませてあるから外側に人がいてもぶつからないようになっている。これは日本では見たことないなー。さすが効率主義の国アメリカ!!
グランドサークル旅行記 DAY2 グランドキャニオン・サウスリム→モニュメントバレー→ページ
グランドサークルドライブ2日目は、朝5:00AMに起床して、グランドキャニオン・サウスリムでのサンライズを見ました。
ちょっと曇りがちで、朝日に照らされて色が変わっていくグランドキャニオンというのは見えなかったのですが、いい感じのタイムラプスの動画が撮れました。
今日はモニュメントバレーを見て、ちょっと戻ってページの街まで行きます。ちゃんと調べもせずに、昨日より走行距離は短いだろと高をくくっていたのですが、実際には570kmのドライブ。ページ着は19:30ころとなってしまいました。恐るべきアメリカの広大さ。
グランドキャニオン・サウスリムを出発してしばらくは、所々にグランドキャニオンの展望台が続きます。
ここ、サウスリムから30分ほど走ったところにあったMoranポイントからの眺めは一段と雄大で印象的でした。
さらに30分ほど走って、先住民ナバホ族の街キャメロンという街に着きました。こちらでブランチにしました。
有名らしいCameron Trading Post レストランです。またまた映画に出てきそうな雰囲気です。
このNavajo Tacoというタコスが有名らしく、早速試してみました。サルサソースが絶妙のピリ辛さで美味しかったです! 13ドルくらいでした。その他、ビーフシチューも日本の肉じゃがみたいでアメリカとは思えない美味しさでした! メニューはこちらです。
キャメロンから約2時間走って、いよいよモニュメントバレーに到着です。
これが見たかったんです!!
モニュメントバレーはナバホ族の居留地にあり、入園料が必要となります。モニュメントバレーのビジターセンターの手前に料金所がありました。
4人まで20ドルです。
下の地図でFEE BOOTH(料金所)を過ぎた所、真ん中の☆の所に、公園内唯一のホテルThe View Hotelがあります。
このホテルに宿泊すれば、壮大な眺めを独り占め出来るようですが、半年先まで満室とのことでした。
この後、この黄色の線の所を自分たちの車でドライブします。番号が振ってあるのが、一つ一つの岩の突起(ビュート)です。
僕たちは宿泊しないので、ホテル内の土産屋を覗くのとトイレを拝借するだけでした。
ホテル内の土産屋の窓の配置がまたセンス良いです。
これ、写真が架けられているのではなく、本物です。
車がこの大きさですから、如何に一つ一つの突起(ビュート)が大きいか判りますでしょうか。
道は舗装されていませんが、普通のセダンの車でも充分に走れるくらいでした。一周1時間半くらいでした。
未舗装道路を走るのがちょっと、、、という方は、こんな車で2時間ほど園内を案内してくれるツアーもやってるようです。
最後にジャケ写風にもう一枚w
写真撮りまくっていたら、夕方の16:30くらいになってしまいました。モニュメントバレーで宿泊できればいいのですが、ナバホ族の聖地では飲酒がNGらしい(持ち込んだアルコールをホテルの部屋内で飲むのはOKみたいです)ので、僕たちはパスでw、ページの街へ向かいます。
ここからページが遠かった。。。
モニュメントバレーの観光はどこの街を拠点にするか迷うところですが、そばに下の写真のようなKayenta(カイエンタ)という街がありました。
小さな街ですが、マクドナルドなどのファストフードの店と、ホリデーインエクスプレスクラスのホテルが何軒かありました。
モニュメントバレーまで車で30分ほどの場所なので、どっぷりとモニュメントバレーを観光するには、カイエンタに泊まるのがいいかもしれません。
3時間走ってやっとこさページの街に到着です。
腹が減ってますので、ググってみると、ページには日本食レストランがあるらしい。直行してみました。
その名もBlue Buddha Sushi Lounge。怪しすぎますw
場所はここ。
オーダーしたのは照焼チキン定食。
甘い!
海外あるある。日本食が甘い!!
でも久々の米、ちょっと嬉しかったです。
ページではトラベロッジホテルに宿泊しました。まあ、モーテルですな。
一泊一部屋79.90ドル(ツインルーム)。こんなんで充分です。
部屋、見ときます?
いつも汚くてすみません!
チェックインした時に写真撮れよ的な。。。水圧湯量問題なし。
おやすみなさい。。。
グランドサークル旅行記 DAY3 ページ→アンテロープキャニオン→ホースシューベンド→ザイオン国立公園→ラスベガス
おはようございます。
トラベロッジ ページは朝食付きということで、アメリカらしい質素なブレックファストをいただきます。
いろんなパンが無造作に置いてあって、バカでかいカップにコーヒーを注ぎ放題、唯一ゆで卵だけが人の手が加わっていました。アメリカ。。。
さあ、今日はラスベガスまで帰るわけですが、まだまだ盛り沢山な一日です。
今日も約460kmのドライブです。昨日に比べれば大分マシですねw
まずは、アンテロープキャニオンに行きます。
アンテロープキャニオンはアッパーとロウアーがあるのですが、今回は時間の都合アッパーアンテロープキャニオンのみにしました。ナバホ族が主催するツアーに参加しないとキャニオンには入れないとのことなので、事前に予約しておきました。
60ドル+8%の税金です。結構高いです・・・。
ツアー会社は幾つかあるようですが、僕たちはNAVOJO TOURSという催行会社で予約しました。
08:45AMのツアーに予約をしたのですが、1時間前までにチェックインをツアーのスタートポイントでしないといけないとのことなので、ホテルを07:00AMに出ました。
ページの街からスタートポイントまでは車で15分ほどなのですが、念の為少し早めに出発しました。
予約してあるので、30分くらい前までに行けば良さそうな雰囲気でしたが、当日空きが出たら予約せずに来たお客を入れ込むみたいなので、スキップされたくなければ定刻で行ったほうが良さそうです。
キャニオンにはトイレがないので、ツアー出発前に済ませておかないといけないのですが、このトイレが地獄でしたw。
ツアー自体は所要1時間半くらいなので、できればトイレは事前事後に別の場所で済ませたほうが良さそうです・・・。
スタートポイントからこんな車に揺られて15分ほど移動します。ツアーはほぼ定刻で出発しました。
10月末でしたが、意外と寒かったです。羽織るものはあったほうが良さそうです。
結構揺れます。
そして15分ほど走っていよいよ渓谷の入口に到着しました。
あの奥の隙間からキャニオンに入っていきます。
アッパーアンテロープキャニオンは端から端まで歩いて20分ほどでした。同じ道を往復するので、40分ほどの滞在でした。往路ではガイドが写真の撮り方などを説明してくれます。復路は自由に写真を撮りながら戻って来る感じです。
こんな感じですが、実際は、、、
これが現実ですw
アンテロープキャニオンはナバホ族の人しかガイドが出来ないことになっているそうです。
このナバホ族の方に丁寧にガイディングしていただきました。
次は、ホースシューベンドに行きます。
ページの街から車で10分ほど走った所にホースシューベンドがあります。
断崖絶壁。またしても柵なしです。堕ちたきゃ勝手に堕ちてくださいw
ここは駐車場も入場も無料でした。もちろんゲートも何もないので予約も必要ありません。
だからでしょうか、ものすごい数の観光客です。特に、中国系のツアーが沢山来てました。
駐車場から断崖まで歩いて15分ほどです。
最初の写真はGoProで撮りました。普通のスマホだと大きすぎて入らないかもです。
スマホだとこんな感じが精一杯でした。
さて、以上で観光は終了、ラスベガスに一気に戻るつもりだったのですが、、、
カーナビに目的地を入力した際にちゃんと確認せず、ナビの言う通り走って行ったら、、、
ザイオン国立公園に入ってしまいました!!
ページからラスベガスに抜ける道は主に2つあるようなんですが、南回りなら直でラスベガスへ、北回りルートを走るとザイオン国立公園に入るようです。南回りのつもりだったのに、いつの間にかナビは北回りルートを選んでました。
国立公園なので、またまた入園料35ドルが掛かりました。
既に時間的に戻れる場所ではなかったですし、せっかくなのでお金払ってちょこっとだけ入園して走り抜けてみました。
ちなみに、ザイオン国立公園は道路が東西に抜けていて、先に進みたければ強制的に入園料(通行料)が掛かります。
ですが、来て良かったです。壮大な眺めが続きます。
この岩の上をトレッキングすることが出来るらしいです。うーん、また次回!
ザイオン国立公園を45分ほどで走り抜けて、ラスベガスへ帰ります。
日本の自動車専用道路みたいな造りのフリーウェイをぶっ飛ばして、ラスベガスに着いたのが18:30頃でした。
アメリカ最後の夜は、ニューヨーク×ニューヨークホテルにしました。
気になるお値段は?
訳あってオーストラリア・ドルで1泊1部屋114.60豪ドル(US85.23ドル)(ツインルーム) でした。安い!
部屋見ます?
広いです!! いつもいつも散らかっててすみせん。
アメリカ最後のディナーはアメリカらしくステーキを喰らいました。
ベラッジオの向かいにあったメキシカンレストランのステーキです。
肉肉しい。
そして、ほとんどオールのまま空港へ。
さあ、カンクン、キューバ、アメリカ・グランドサークルと続いた怒涛の旅もいよいよ終わりです。羽田に帰ります。
ニューヨーク×ニューヨークホテルから空港まではUBERで15ドルくらいでした。所要10分。
2018年10月25日
デルタ航空2920便 ラスベガス 06:00発 ロサンゼルス07:09着 機材B737-900 US65.90ドル(片道) 所要1時間強
ラスベガス国際空港第3ターミナル プライオリティ・パス 調査する時間なし
ロサンゼルス乗り換えで羽田に帰りますが、ラスベガスで預けたスーツケースは、復路はロサンゼルスでピックアップする必要はなく直で羽田まで運ばれます。
デルタ航空はボーイングの博物館と言われますが、B737-900って初めて乗りました。
機体が長すぎて最後尾が霞んで見えませんでした。なんて。。。CAのおっちゃんデカすぎ!!
ロサンゼルス空港では、第2ターミナルからトム・ブラッドレー国際ターミナル(TBIT)に乗り換えとなります。デルタ航空の場合はT2の到着ロビーからTBIT行きのシャトルバスが出ていて、10分ほどで移動できます。
TBIT到着後は保安検査はないので、ラスベガス空港で100MLを超える液体物を購入しても、ロサンゼルス空港で没収されることはなく、そのまま羽田行きの機内に持ち込むことが可能です。
2018年10月25日
デルタ航空7便 ロサンゼルス 09:30発 羽田13:45着(10月26日) 機材A330-300ER 57,800円(羽田⇔ロサンゼルスの往復) 所要11時間強
ロサンゼルス国際空港TBIT プライオリティ・パス 使えず(ただし、大韓航空のラウンジが営業時間内であれば使えるっぽいです)
復路便の機内食。まあまあでしたw
ということで、定刻にて羽田到着。
長い旅行でした。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。