バヌアツの行き方 についてまとめました。
2019年1月28日から2月1日まで、↑と↓を見に、南太平洋の島国、バヌアツ共和国に行ってきました。
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バヌアツの行き方、世界一活火山の噴火口に近づけるヤスール火山のある島、タンナ島への行き方、ヤスール火山への行き方、バヌアツのホテルや食事、交通について記事にしました。
→旅行記として順番に書いてますが、速攻ヤスール火山にジャンプしたい方は、こちらからどうぞ!
これからバヌアツに「予算は抑えつつも快適に行ってみたいな」という方のお役に立てればと思います。
バヌアツの行き方 について
バヌアツってどこにあるかご存知ですか?
ここです。
オーストラリア北東部のケアンズから東に約1,500km、ニューカレドニアとフィジーに挟まれた南太平洋の島国です。
まだまだ知名度は低いですが、意外にちゃんとしてる国でした。
ケアンズ在住の僕としては、ケアンズから直行便があれば2時間くらいで着く距離なのですが、残念ながらそんな都合のいいフライトはないので、今回はブリスベン乗り換えで行きました。
JQ929:84豪ドル、VA59:288.31豪ドルでした(以下、ドルはすべて豪ドルとします)。
日本から行く場合は、ブリスベンへは成田からカンタス航空が毎日直行便を運行しています。
カンタス航空QF62便 成田T2 19:30発→ブリスベン 05:40AM(翌日)着
成田からジェットスターでケアンズまで飛んできて(JQ26便 成田20:10発→ケアンズ04:40AM翌日着)、ケアンズでオーストラリアに入国して、上記のフライト(JQ929)に乗り換えるのは、間に合わない恐れがあり、リスクが高いです。
ジェットスターJQ929便は定刻より5分早い出発となりました。
今回はブリスベンで乗り換えのため、ブリスベン到着後直ぐに国際線ターミナルに移動できるように、手荷物だけにしました。
ジェットスターの場合、機内持込荷物は7kgまでで、搭乗ゲートのところで実際に計測されて、オーバーしていると60ドルの超過料金となります。
ですが、事前に予約のときに追加代金を払うと、持込荷物を10kgまでに出来ます(搭乗券にCB10=Check-in Baggage 10kgのコードが入ります)。今回は、35ドル払って、10kgにしておきました。荷造りしてて思うのですが、この3kgって、すごい差です。
ギリギリの乗り換えじゃなかったのですが、念の為、飛行機を直ぐに降りられるように、席も一番前にしておきました。座席指定料9ドルでした。
この位置に座りました。足元も広いところです!
機材はエアバスのA320です。31列目まである、最近エアバスがレイアウトを変えた新しい内装の機材でした。1DEFに座っていると、LCCの狭さを忘れてしまう快適なフライトでした。
飛行中、オーストラリアの鉱山が見えました。
鉱業って日本にないので、どんな感じかイメージを掴みにくいものですが、オーストラリアでは、こんな感じで露天掘りでやっているところが多いみたいです。
そして、定刻より10分ほど早くブリスベンに到着。最近出来たばかりのトランジットホテルが見えました。
IBISホテルとPULLMANホテルが並んでいます。ブリスベンを早朝に発つ飛行機に乗る場合には、いいロケーションですね。一泊160ドルくらいからみたいです。
さて、ブリスベンでは国際線に乗り換えをします。
ブリスベン空港は、国内線ターミナルと国際線ターミナルは2kmくらい離れているので、歩いて移動するのは構造的にも無理です。
予定通り、疾風のごとく5人目に飛行機を降りて、International Transfers(国際線乗り換え)の案内表示に沿って出口に進み、
エスカレーターを降りて、外に出ると、
タクシーやら、電車やら、いろいろと交通手段があります。国際線ターミナルへはどれでも行けますが、お金が掛かります。
ですが、ブリスベン空港には最近、無料のターミナル間移動シャトルバスが出来たそうで、
電車乗り場の隣(Virgin australia航空のエリアのあたり)に進むと、フリーシャトルのバス停があって、
こんなバスが来ました!
運転間隔は、
04:00AM-06:00AM : 25分間隔
06:00AM-20:00 : 10分間隔
20:00-23:00 : 25分間隔
だそうです。
間違いなく、無料で乗れます。
車内にはスーツケース置き場のスペースも充分に確保されており、大きな荷物を持ち込む前提の作りでした。
約10分で、国際線ターミナルに到着しました。
音が静かだったのですが、空港の雑誌の記事に、このバスは電気自動車であると紹介されていました。
5年振りのブリスベン空港からの出国なのですが、ブリスベン空港の国際線ターミナルは、関空に似ている気がします。
早速、Virgin australia航空のチェックインカウンターへ。
最近は、どこのエアラインでも、自動チェックイン機で自分でチェックインしないといけません。
Virgin australia航空の端末は、動画での説明も表示されて簡単に出来ました。
Virgin australia航空は、デフォルトでエコノミークラスは23kgまで荷物を預けることが出来ます。
ただし、預け荷物も自分でやります。
このときは、空いていたからか、Virgin australia航空のグラウンドスタッフの方が笑顔で寄ってきて、荷物の預け入れを手伝ってくれました。すごく感じのいい対応でした。
念の為、出発案内表示を確認します。
定刻10:15AMで出発するようです。一安心。
ちなみに、安く南太平洋の島に行くには、Virgin australia航空がけっこう使えます。トンガ、フィジー、ソロモン諸島など、マニアックな場所への路線ネットワークが充実しています。
機内誌に加筆してみました。
バヌアツって本当にケアンズの真横にありますよね。なのに、三角形の二辺を使って行かないといけません。。。
いざ、出発ロビーへ。
セキュリティ検査場では、液体物を入れるためのジップロック式ビニル袋が無料で配布されていました。5年前にもここを通っていますが、その時にもあったような気がします。
セキュリティを抜けて、出国審査という流れでした。
オーストラリアは出国時、出国カードはありません。また、パスポートにスタンプは押してくれませんが、「スタンプが欲しい」と言うと渋々押してくれます。
「Why do you want a stamp?/なんでスタンプが欲しいんだ?」と聞かれたので、素直に、「Just for my collection./コレクションしてる」と答えました。
裏技で「別送品があるので受け取るときに念の為/Because I have a parcel.」なんて言ってもスタンプをもらえるようです。
この後に消費税(GST)の払い戻しカウンターがあるのですが、中国人の方たちが長蛇の列を作っていました。ギリだと間に合わないと思います。
免税店を抜けて、、、
出発ロビーに入ります。
ブリスベン空港はサービスの良い空港で、69番ゲートの向かい側のトイレの前に、
無料の給湯器がありました。中国人観光客の方が多い証拠でしょうか。
69番ゲートの向かい側くらいのところで、目印はこの案内板です。
日本人にはあまり必要ないでしょうかw
ちなみに、出発ロビー内で買った液体物は機内に持ち込めるタイプの空港です。
キレイで明るい開放的な空港です。
同じ時間帯にちょうど成田行きのQF61便の搭乗が始まろうとしてました。ガラガラっぽかったです。
思いの外スムーズにチェックインして出国審査を抜けられたので、搭乗開始まで1時間ほど時間がありました。
そこで、プライオリティ・パスで入れるラウンジをチェックしに行ってきました。
エスカレーターで一つ上のフロアへ上がると、プライオリティ・パスで入れる唯一のラウンジPLAZA PREMIUM LOUNGEの入り口がありました。
大韓航空など、各エアラインのラウンジを兼ねているようです。
WIFIは空港内のすべての箇所で制限無しで高速回線が飛んでいるので、特にラウンジ専用というのはなかったです。
アルコールは有料でした。
サーバーからの生ビールを飲むには、残念ながらお金が掛かります。
ソフトドリンクと、各種コーヒー紅茶、軽食は無料でサービスされていました。
オーストラリアは食文化は微妙ですが、コーヒーは美味しいと思うんですよね。
個人的なオススメは、Flat White/フラットホワイトです。
アイスコーヒーってのは、所謂、超甘いクリームたっぷりのザ海外のコーヒーなのでご注意を!!
軽くコーヒーとマフィンをかじってから、搭乗ゲートに向かいました。
ガラガラのようです。
機材はボーイング737-800。よくあるヤツです。
ヴァージン・オーストラリア航空は、洗練されててサービスも悪くないんですが、足元はあまり広くないです。
まあ、3時間程度の短いフライトなので、充分ですが、、、誰も来ないといいな、いいな、って思っていると、
誰も来なかったので、大好きなエコノミー・ファーストクラスの完成ですw
機内食は、
クスクスを出すエアラインは初めてです。
何でこんな飛び散って機内が汚れそうな食べ物を提供するのか理解に苦しみますw
ドリンクは赤ワインと水をもらいました。
このワインが意外と美味しかったです。
オーストラリアのワインはレベル高いと思います。実はこれフランスのワインだったりしてw
その他、有料のスナックやアルコールの販売も有りました。メニューを全ページ写真に撮ってきましたが、流石に沢山あるので、こちらにまとめます。
→ヴァージン・オーストラリア航空 国際線 機内サービスメニューについて(書き上がり次第UPします)
離陸してからしばらくすると、砂で出来た島、タンガルーマ島が見えてきました。
ブリスベンのリゾート地です。
そして、2時間くらい経過したところで、ここを通過します。どこだか分かりますか?
「天国にいちばん近い島」がある、ニューカレドニアです!! ここはおフランスですよ!!
ちなみに、「天国にいちばん近い島」とは本島のことではなく、ウベア島という離島らしいです。
機内ではバヌアツ共和国の入国カードが配布されました。
なんと入国カードに広告が付いています。斬新。
裏面も。切り取り線で広告だけ持って帰れるようになっています。
観光に力を入れている感じがしますw
↓は私が書いたカードです。記入例として、参考にしていただければ幸いです。
左側2bの赤枠は、「過去12ヶ月の間住んでいた国は?」とあります。日本在住の方はJAPANになります。
右側15の赤枠は、「荷造りは自分でしたか?」なので、YESと答えます。
右側16内の赤枠は、「あらゆる種類の食べ物を持っているか?」なので、お菓子とかでもYESにチェックを入れなければならないようです。
経験で、入国カードなどは、虚偽の記載をすると大きな問題になることがあるので、正直に書くようにしています。
さて、ニューカレドニアを過ぎて1時間弱で、
バヌアツの首都、ポートビラ国際空港に到着しました。
公用語はビスラマ語(ピジン)、英語、フランス語の3つとなっており、空港の表示もフランス語と英語になっていました。
英語はどこでもちゃんと通じました。
雨季真っ只中のバヌアツ、さすがに雨が降っていました。
年によってだいぶ違うようですが、だいたい12月から4月くらいまでが雨季のようです。
入国審査では、機内で配布された入国カードとパスポート、バヌアツを出発する国際線のEチケットの提示が必要で、結構ちゃんとチェックしていました。愛想は普通の審査官に「バヌアツは初めてか?」とか聞かれました。もちろん、初めてです。
パスポートにバカでかい入国スタンプを押してくれました(右上のスタンプが入国、右下は出国のスタンプ)。
日本国籍の人は、バヌアツ入国に際して、事前にビザの取得は必要ありません。
そして、預け荷物を受け取ります。免税店がありました。
この後、税関があって、そこで入国カードが回収されます。
食べ物を持っているにチェックを入れて提出したので、一応カバンの中身を見られましたが、直ぐにOKと言われて出口に進めました。
さあ、初めての国、バヌアツです!
バヌアツの両替 について
出口を出ると、ツアーデスクやレンタカーのブース、両替所が並んでいました。
バヌアツの通過はVt(バツ)で、1Vt=115円くらいでした。
両替所のレートは、空港の制限エリア内→ホテル→制限エリア外→街中の順で良くなっていきました。どこの両替所でも4~8%くらいの手数料を乗せられました。
これはホテルでのレートです。
どこの両替所でも、円からVtの両替も問題なく出来ました。
僕はオーストラリアのANZ銀行の口座を持っているので、国際線ターミナルの出口外側にあったANZ銀行のATMでキャッシングしました。
10,500Vtを引き出して、137.74ドルでした(手数料4.01ドル含む)。
レート的には、100Vt=1.30豪ドルくらいでした(1豪ドル=約76.23Vt)。
バヌアツのネット について
ネットについては、SIMカードを買うことにしました。
南太平洋の島国で幅を利かせているのが、Digicelという通信会社です。
国際線ターミナル、国内線ターミナルともに空港のロビー内にブースが有りました。
30日有効のツーリストSIMが2GBで1,000Vt、7日間有効1GBで500Vtでした。
2GBプランを購入し、持参したポケットWIFIにセットして、同行人とシェアして使いました。
もちろん、SIMロックフリーのスマホに挿入しても使えますが、テザリングして二人で使うとバッテリーの消耗が激しいので、複数人でシェアするときは、ひとつポケットwifiを持っていると便利です。
APNの設定は事前にDigicelのウェブサイトで確認して、旅行出発前にやっておいたので、店員が設定したSIMを挿入したら速攻使えました。
→バヌアツでのDigicel APN設定の仕方についてはこちら
ほぼほぼ3Gでしたが、バヌアツ滞在中、まさかのあらゆる箇所でちゃんと繋がり、途中で途切れることもなく、サクサク充分な速度で使えました。ちゃんとしてるぞバヌアツ。。。
バヌアツのトイレ事情
初めての国ではトイレを見れば、その国の感じが解ると自負している僕なのですが、バヌアツの空港公衆トイレは、、、
まさかの合格!!
トイレは民度を映す鏡ですw
驚いたことに、バヌアツはどこに行っても、トイレが本当にキレイでした。
ちゃんとしてるぞバヌアツ。
ツーリスト・インフォメーションにもちゃんと係員が居て、丁寧に笑顔の接客をしていました。
エアポートヘルプデスクなんてのもありました。
ちゃんとしてます!!
ポートビラ 空港からホテルへのアクセス
ポートビラ国際空港から市街地までは、5kmほど離れているようです。
今回、ホテルは市街地のど真ん中に取りました。
ポートビラ国際空港から市街地までのアクセス方法は、150Vtの乗合バスで行くか、1,500Vtのタクシーで行くかの二択のようです。
別に急いでいないので、乗合バスで行くことにしました。
空港ターミナルの外に出た所で、こんな車がたくさん停まっています。
ナンバープレートに「B」の表示があれば、それがバスで、乗合バスのサービスをしています。
料金はどこまで行っても150Vtで、降車時に運転手に直接払います。
ボッタクリはないようですが、お釣りが出ないことが多いようです。
ちなみに、タクシーは、
こんな感じで、ナンバープレートに「T」の文字が入っています。
実に判りやすい。
僕たちの他に4人の乗客を乗せて、バスは空港を出発しました。
多分乗り合わせたのはシドニーからのオーストラリア人の4人組。
現地に友達が住んでるらしく、市街地に入る手前の所で4人とも降りていきました。
150Vtをそれぞれ払って降りていきます。
イチャモンをつけられたりしてないので、一安心しますw
空港から30分弱でホテルに到着。
二人で300Vtを払って問題なく降車しました。
今回ポートビラで泊まるホテルは、PORT VILA GROUND HOTEL AND CASINO/ポートビラ グランドホテル・カジノという5スターホテルです。
1泊一人6,000円くらいですw
やっとこさ到着です。